21世紀の資本をみた

先進国に住む人の2/3は親より金持ちになれない


まあ、でしょうね。
て感じだった。


映画館でやってるけど映画では無いので映像?演出?がとにかくオシャレで、ノイタミナ作品観てる感じだった。

本は読んでないので知らんけど18世紀から21世紀にかけての経済の流れと、貧乏人のまま終わるの嫌やろ?こういう解決策とかどう?て感じの中身。
特に刺さったのがフランス革命を取り上げる際に参考作品として「レ・ミゼラブル」が出たんだけど、その時にフランス革命は「自由、平等、博愛」を掲げたが、その後に階級制度とか貴族が資本を抱え込んでいることに対してなんの解決もしていないので、フランス革命は偽善で、おとぎ話のように「平等」は自然には発生しないとあっさり切り捨てたところ。
レ・ミゼラブルは年1で見る程度には好きだし何度見ても泣いちゃうのであれは偽善ですって言われるとおぎゃぁ……となる。
まあ確かに貧乏人は貧乏人のままですしね……。

2000年代までくると身に覚えのある感情を取り上げられるので苦しくなる。
若者は楽観視しているが、自分たちが「ババ」を引かされたことを理解しているとか。
今の資本は相続で移動するだけだし、どれだけ多国籍企業がITで儲けてもその恩恵を受けれるのは一部の人間だけ。金持ちは税金を払わないから福祉は行き渡らない。


冒頭の親より金持ちになれないってやつ、まあ〜私も親より金持ちにはなれないよね!!
ちなみに最後作者が相続に次ぐ相続で社会経済に貢献せず不労所得で生きるような金持ちから累進課税でもっと税金を取ればいい。
努力して親と同じくらい稼げば資本は変わらないが貢献せずに不労所得で暮らす人は次の相続で沢山税金を取られる制度にすれば……て言うてたんやけどどう思います?
私自身は祖父母が土地を持ってても代々の遺言の都合で女に土地は回ってこないので(遺留分の話は置いといて)、母に遺産は回らない。純粋に母が作り出した資本しか私に相続されない訳だが母は自分の資本は自分で使い潰す分しか残さないと言っているので相続も大したことないものになる。
ただ不労所得あればいいな〜て幻想誰もがお持ちじゃないですか。
自分の「生まれ」が運良く資本が沢山ある家庭だったら絶対反対するよね。
今ってまさにそういう時代じゃん、限られた人間に金と権力が集中して相続される時代。
絶対叶わないやろ……ておもう。
エリートの集団に一般人から出る違うエリートが体制ぶっ壊すかそれこそ革命か。


ちなみにフランス革命の話以外に腹が痛くなったのは、自分より稼ぐアパートに賃貸でしか住めない底辺の人間ってところ〜〜〜!!
ま、私家賃払ってないんですけどね。
まあこれもそういう「ツキ」とか「生まれ」のおかげであって、全くこれっぽっちも自分で生み出したものじゃないんだが。
土地持ちの祖父母に感謝してこのいやらしい世界をそこそこに生きて早めに退場したい。

こんな考えの楽観視している若者が世界をダメにしているって?
やめてくれよ、底辺の人間は底辺のままなんだぜ。
「みんな豊か」はいい事だけど、隣のあいつより優れていたい気持ちがなけりゃ人間はトップに立てなかったし、まだそんな気持ちにみんななれないでしょ?
じゃなきゃ自分の所属するクラスタ(宗教とか民族とかアイデンティティって言われてた)の敵に突っかかったりしないよ。
そんな気持ちあったらさっさと金持ちに噛み付いてみんな良くなるように世界変えてるっしょ。
マジでウンザリしてんだよ、多分私だけじゃなくてみんな。
政治家がどうたらこうたらとか、どうでも良くないんだろうけどどうでもいいんだよ。
ほーんとどーにかならないもんかねー!


て思いながら帰宅しました。