注意
①がっつりネタバレというか歌詞と併せて感想を()で書いてるので参詣まだの人は済ませてからにしよう。
②SoundHorizon知らない人は何を言ってて何をやってるのか本当にわからないと思うので読まなくてもいい。
③SoundHorizon気になってますという人は各地平線を巡り、あなたのRomanを見つけ、参詣してから来るように。
星
空
へ
と
続
く
坂
道
気付けば…駆け出していた…
揺れ動く…心の侭に
遠ざかる…白い壁…一度も…振り返らずに…
《生命》が…消え逝く季節の…
胸を刺す… 気配の中で…
迫りくる…暗い闇…二度と…明けないような気がして…
転
が
り
落
ち
そ
う
な 心
必死に抱き止めていた…
星
空
へ
と
続
く
長
い
坂
道
は
永遠にも…思えたから…
咲く花や…散りぬるを…
神代の《時代-とき-》より繰り返す…
私はそれを…美しいとは…思ったことがない…
絶えず…久方の…
春の陽を…
仮初の影が奪い合う…
(ここで影の効果が春の陽を飲み込むやば)
その営みを…美しいとは…思ったことがない…
諦めながら…生きてた…
何も望まないように…それでも…
手放せなかった…
最後の願ひを…
握りしめて…
る
が
上
け
駈
(🐾壱つ、鳥居をくぐる際は一揖し給へ)
(🐾弐つ、参道の正中、通るべからず)
(🐾参つ、おおつと、手水舎スルーするべからず)
(🐾肆つ、あ、今、御守り落とした。からの…気付かずに踏みつけた)
(🐾伍つ、御賽銭は雑に投げるべからず)
(🐾陸つ、当然鈴緒も雑に鳴らすべからず)
(🐾漆つ、普通の神社ならば弐拝2拍手は悪くないだらう。だが、雑にするべからず)
「祓え給い、清め給え、
神ながら守り給い、幸え給え」
「父の病が治りますように。父の病が治りますように。父の病が治りますように。父の病が治りますように。父の病が治りますように。父の病が治りますように。父の病が治りますように。父の病が治りますように。」
(🐾捌つ、願ひ事を声に出すのも悪くなゐだらう。だが、今回だけは例外だ。)
「これ、其処なる女」
「え?! 神様!
もしくは、変質者…」
(何か失礼なことを言はれたやうな気もするが……。まあ良ゐ。私に話かける時は、心の中で念じてくれ給へ)
(え!? どういうこと!?何この状況!!)
(OK! 事の経緯を話すと長くなるので、スーパー説明タイムは縦糸を紡ごう)
│
縦
糸
は
紡
が
れ
・
・
・
(──といふ訳だ。当社の新たな巫女よ。捌拝捌拍手で、今一度拝礼してみ給へ)
(あなたの言うことを聞けば、
本当に父の病は治るんでしょうね?)
(Of course,yes we can!)
「胡散臭い」
(でも、ちゃんとやってみよう)
(さあ、大神が遂にこの地⛩に御降臨あそばされるぞ!)
(え、何、このスペクタクル!?
エレクトリカル神社!!!
なんか狛犬?が吼えたんですけど?
なんかもくもくしてるし、ヤバイ!
鳥居も知らないやつだ
ほ、本殿が光ってる?!)
(こんなの、陽葦火山神社-ひあしひやまじんじゃ-じゃない
あ、あ、あああぁぁぁーっ!!!)
(ここで流れてる雅楽っぽいBGM、15秒倍速かけるとMoiraのオープニングテーマになる)
「あれ?私が生まれ育ったのは──🐾狼樂神社」
(このシーンの左右、本殿の中から見て左が水色、右が紫。Romanの「右手に死を左手に生を」傾かざる冬の天秤感ある)
生まれて来た意味、死んで往つた意味
誰かが願つた《過去と未来の狭間-いま-》
八百万の《伝言-めっさーじゅ-》
(Romanだー!)
幻奏絵巻
第捌.伍 もしくは 第漆.伍
の
地
⛩
線
│
Sound⛩orizon
7.5th or 8.5th
Story
絵馬に願ひを!
「嗚呼、其処に《・・・へと至る物語の可能性-ろまん-》は在るのだらうか?」
懸けまくも畏き
狼樂大神の
貴き大前に
恐み恐みも白さく
蒙り奉る
恩頼を
尊み奉り
忝み礼び奉る
(ゑ? 何を宣ひ奉つてんのか解らなゐ?
君つて本当に神社の娘?
まあ、祝詞つて基本こういふノリだからね。
ささ、次の《文節-ばーす-》には君の出番もあるよ!)
(ラップ調だなぁ思たらバースつったわRevoくん。ようこそ日本語ラップの世界へ)
此処なる女
佐久夜姫子
(おっと木花咲耶姫のことかな?)
参上り来て
御前に仕へ奉る状を
愛しと思ほし給ひ
父の煩ひを
祓ひ給へと
恐み恐みも白す
(はゐ、奏上終了。さつきの縦糸タイムでも説明したけど、もう一度御浚ひしておこうか!)
とりま 単純に 復讐復習するなら
君が 従順に 神に仕へたら
皆の願ひが
叶って《誰も損をしなゐ幸福な関係-うぃんうぃんでみんなはっぴー-》
何処かで誰かが 叫び続けてる
(叫び続けてるの歌い方がヴァニシングスターライトのLove me do Love me do 叫び続けたのとこと同じ)
(其の想ひ、神に奉れ!)
絵馬に願ひを!
(ケースのギャルとメガネと不良の立ち絵っぽい?)
嗚呼…八百万の幻想の神々
掛けまくも畏き
狼樂神群
解釈で 地⛩を塗り替え
(地平を塗り替えの部分紫と水色で交互に色変えてる。生も死もその人の解釈次第…)
異なる結末へと
(間奏部分、逆再生とかしたいけどその機能がなくて悶えた。ギターソロ、あそこの所とか聞き覚えあるような気がするんですけど)
君が契つた灼かな神は
刹那 摂理を捩ぢ曲げ
(摂理がちゃんとせつりって読まれてる。良かった今回はかみじゃなくて)
信徒の祈りを
切な願ひを
必ず叶へる
※御利益の感じ方は個人差ありけり
(その「個人差」、悪意ありそうでやだな)
君が仕へる新たな社の
責務 石碑に浮かべば
昏き瞳で
赤の光で
地⛩を導く
宵闇に 願ひ星 集めては
ヒカリを解き放とう
何刻か キミを《否定する-すくう-》為に
(君を否定して救うとは。)
こぞりて
天
降
る
万
能
の
神
々
掛け値なく賢き
狼樂神群
(今気付いた、ここの読みろうらんしんぐんなんだけど狼樂→ローラン=私たちだ。神群も薄々気付いてたけど「解釈」の数だけ、私たちの数だけ地平線が存在する、地平線の創造者=神ってか。イヴェールを産ませない、生まれない、否定している世界を作っているのは私たちなのか?)
閃きて 因果を書き換へ
望みの結末へと
侭…言の葉の
調べを辿りて
駆け廻る彼処へ
狼樂随神
考察で 事象を跳び超へ
(あーもう完璧私たちのこと言ってるわ…)
未だ見ぬ結末へと
輪廻∞の始まりへと
(赤字の∞が輪廻を囲ってる。次回作ですねぇ。)
生まれて来た意味、死んで往つた意味
誰かが願つた《過去と未来の狭間-いま-》
八百万の《伝言-めっさーじゅ-》
幻奏絵巻
第捌.伍 もしくは 第漆.伍
の
地
⛩
線
│
Sound⛩orizon
7.5th or 8.5th
Story
絵馬に願ひを!
──星の綺麗な晩秋の夜、
虚空に放たれし赤の光。
斯くして、責務は
忘れ去られた一枚の絵馬から始まった…
(星の綺麗な夜って言われると「ハロウィンと夜の物語」思い出すからやめろ!)
(絵馬)
安産祈願
お腹の子を無事産むことが出来ますように。何卒お力添えをお願い致します。これまでにも幾度か子を授かりましたが、力及ばすその度に流れてしまいました…。私も子を産むには些か高齢になってまいりましたので、これが最後の機会なのだと思っております。亡母も私を産む際に御加護を頂いたという貴社に、藁にも縋る想いで、最後の神頼みに参りました。全ては私が悪いのです…。ですが、お腹の子には何の罪もありません。この子が無事産まれるならば、他の何を犠牲にしても構いません。例え、この命さえ…。お願い致します。お願い致します。何卒お願い致します。
八雲県杉浦市(個人情報保護だわおぉぉぉん!)
伊坂 那美
(いさかなみ、イザナミだぁ…どう思うこれ、カグツチを産んで死んだイザナミと、カグツチを殺したイザナギがまあ日本の国産み神話なんですけども…)
夜の因果が見せた夢
赦されざる…夜の《因業-かるま-》が…
悲しい夢を…今でも見せる…
葦の小舟に
乗せた我が子が
昏い闇の彼方へ
流れて消える夢
愚かな母の…
願いは泡のように…
儚く…
消え続けた…
故に…
一度は灯った…
その火を留めるように…
灯留子…
名付けた意味も虚しく…
(子供にヒルコ→蛭子なんて名前付けるから水子になるんだよぉぉぉ……。恵比寿神の側面もあるから絶対だめとは言いにくいんだけども。)
侭…
生きていればきっと…
今頃可愛い…
素敵な女の子に…
なっていたのでしょうね…
嗚呼…
今度こそ…
この子こそ…
この命に代えても…
守りたい…
育みたい…
泣き顔を見たい…
美しい朝…
素晴らしい夜…
全てアナタにもあげたい…幸0304を…
(うわあああああRomanの11文字の伝言だ…この暗号、久しぶりに出てきたなあ。03(あかさたな〜の3つめ)04(さしすせそ、の4つめ)でせ、しあわせ……)
願わない…母親はいない…
《絶望-やみ-》の底から見上げた
《希望-ひかり-》へと連なる坂道を
(闇から光への坂道はオルフェウスとエウリュディケの妻を甦らせる冥府の旅路のやつだな。まあローランからすると「いつものやつ」なんですけども。Elysionでも暗闇の階段を駆け上がったが今回は子供のためってのがまた)
呪いにさえ似た…
唯一の願ひを…
手願ひ手-りょうて-で抱きしめて…
る
が
上
け
駈
「ここが、陽葦火山神社……」
石碑
左
生まれてくることがそんなに素晴らしいこととは、私には到底思えないけど。
母親って生き物は、子供を産みたがるものなのね。
そこまでの【覚悟】があるなら、いいわ。
見届けてやろうじゃない。
そこに、どんな《結末へと至る物語》があるのかしら?
右
母親の命を犠牲にして生まれたとして、その子が本当の意味で【幸0304】になれるとは、私には到底思えない。
そんなの正直見たくもない。
楽しいこともないけど、その代わり辛いことも一切ない。
最初から生まれてこないなら、それに勝る【幸福】なんて存在しないでしょ?
(姫子の情緒やばくない?私としてはもう何年もイヴェール、冬の子の誕生を願ってサンホラを追い続けているわけだけども、母親との邂逅がないのもまた辛いものだと思う。サンホラの母たちはみんな子供に会えることを願ってきてるわけだし。考え方が姫子とは少し違うけども母の命と犠牲にした子は幸0304なのかというやつね。
「涙では消せない焔」の夫婦は
「アナタを産むのが私じゃなくても《宿せなかった冬の子》…私たちアナタを愛してるわ!《平和な時代、豊かな国、愛してくれる人》を見つけたなら…何時か…産まれておいで…焔は廻る」って歌ってるじゃない。
現代日本、平和な時代で豊かな国だと思うけど、愛してくれる人が通常母と父2人いる中母が不在の子は……。
まあ、全ての分岐追うので悩む必要はきっとないけど、私は三拍子揃った「みんなから望まれる状態のイヴェール」を祝福してあげたいし、自分の願望もそこに含まれているので右を選択します。
ま、両親揃ってたら幸0304かって言われたら、違うんでしょうけどね。)
暗闇を照らすヒカリ
【不妊症】──その名称は
無意識に知っていたけれど
【不育症】──その名称は
身に降り掛かってから識った
繰り返す二度目の夜は──
【反復流産】と告げられ
(産の水色は正しくは生の部分のみ)
三度目の無慈悲な夜は──
【習慣流産】と名付けられた
愛しい我が子を授かった女性が
100人いるなら その中の38人が
侭… 一度は子を流すという
(ここの水色氵のみ。)
恐ろしい現実に
私達は
どう立ち向かえば良い?
(選択をこんなに後悔させられることある?めちゃくちゃ申し訳ない気持ちになるんだけど。
でも私の願うイヴェールの世界は母と父の笑顔に包まれて欲しかったから……)
嗚呼… この《地⛩線-せかい-》には どれほどの
冬の子らが 春の陽も 知らずに
根雪の下で 眠るのかしら
(雪の水色は雨の部分のみ。死産=水子=水を思わせる表現を強調してくる鬼畜め。
Thanatosは「銀色の馬車」を思い出すフレーズだ。「女が雪原に埋めたのは 嗚呼 愛しい我が子の亡骸よ Never cries, Never moves, Baby is under the snow.
Never smiles, Never grows, Sad song of fate.」)
涙で融かせるなら 海となるでしょう
(絵馬の願ひが届いたのか、我が子の経過は順調に思えた。
しかし、ある星の綺麗な晩秋の夜、突然の死産を迎える事となる……)
(ハロウィンと夜の物語によく似たフレーズの音が入った。ハロ夜のレニーは健康ではないとはいえ両親に愛されて笑顔のまま眠るように死んだというのに……ああ〜……)
流産の原因を《探る為の選別検査に次ぐ検査に次ぐ検査-さぐるスクリーニング・スクリーニング・スクリーニング-》
見えざる危険因子《不育症は虚実の真実が立体交差する現実-ふいくしょうはフィクション・ジャンクション-》
《検査を受けた患者の半数以上-たいはん-》は原因が不明なまま
それでも
【生きる】事を 【明日を生む】事を 私達は諦めない
だから せめて この哀しみに 寄り添う 《物語》を聴かせて
【嘆く】夜を 【他を妬む】夜を 幾度となく乗り越えてきた
だから どうか この暗闇を 照らす《結末-ひかり-》が欲しい
それなのに…
それなのに…
それなのに…
それなのに…
最後の願ひも潰え…
独り宵の坂…
揺らぐヒカリ…
う
呪
を
神
(怖すぎて泣いた。歌い方もすごくすごくすごくこちらを責め立てるように強くて心臓に悪い)
「こんな世界、滅んでしまえばいい!」
(あ〜…私は今テレーゼを魔女と断罪した人達と同じだ。イドへ至る森へ至るイドは「彼女が魔女になった理由」のラスト、「ならば私は、世界を呪う本物の魔女に…」だこれ。)
石碑
左
あなたには、到底受け入れられないのかもしれないけど、この結末こそが大神の御心なのね。
この暗闇が、私達の生まれた《地⛩線》。
もし、貴女が生まれていなければ、私が生まれていなければ、御降臨あそばされた大神が異なっていれば、この結末も違っていたのかしら。
右
【御礼参り】とは、殊勝な心掛けね。
不服かもしれないけど、この結末こそが大神の御心なの。
あなたには、到底受け入れられないような結末だったかしら?
それでも、大神の社に仇をなそうとするなら、それ相応の報いを受けることになるでしょうね。
(左は……「やり直し」て感じだな。これは私のポリシーなのだが、起こるべくして起きた物事を、途中で書き換えて変更するのって実はあまり好きではない。
FGOこそソレじゃないかって思いますよね〜今もしんどいなって思いながらプレイしてんだよ。やってけるのはジェロニモがとあるセリフを言ってくれたからなんだけど今は関係ないので割愛する。
ともかくここで私が選択するのはどれだけ伊坂那美に恨まれようが、呪われようが、これが大神の、私の選択ってことで、彼女には報いを受けてもらわなければならないってこと。)
ある少女の記憶…
わたしの生まれた《地⛩線》
(立ち絵が姫子っぽい?)
わたしは母を知らなかった
「でも、寂しくない」と
そう言えば 嘘になるけど
鏡に映る 面影が
罪を突き付けるようで怖かった
亡き母は わたしをどんな娘に
望んで 育って 欲しかったのだろう?
ごめんね わたしは こんな卑屈な子で
【幸0304】って何?
【生きる意味】って何?
お酒を呑まない 堅物な父が
年に一度だけ 決まって深夜 深酒をする
《荒れ果てた庭園-にわ-》を眺める後ろ姿の
肩が震えてるのが辛かった
わたしに近付く者は 大抵不幸になった
呪いを振りまく少女 《ヤバい妖術で国を治めたとされる古代の女王【妃巫女】-ようじゅつつかいひみこ-》
わたしを庇った男子も
誰にでも優しい教師も
陰で意地悪する女子も
等しく わたし を孤立させた
「この人達は何を演じているのだろう……」
(この辺、Neinの「食物の連なる世界」ぽいなぁ…。「この《女》は何を喚いているのだろう?」あの子はヒーローみたいな彼に救われたけど姫子はみんなに災いが降り掛かって誰もいなくなっちゃったんかなぁ。
もしくはElysionのSacrificeか。「嗚呼…この女は何を喚いているんだろう? 気持ち悪い」のとこ。
Neinはそこで人から逃げ、Sacrificeは掴みかかって村人全員燃やしたんだが姫子はどうする)
この箱庭は《地⛩線-せかい-》の縮図
(ここの背景、うーーーーわ、Neinだ!!!!て叫んだ。
赤(せき)の光って随分誇張するから、赤が何と繋がってくるのかと思えば…Neinの箱は水色だったけど絵馬の箱がガッツリ赤だった。Revoくんさぁ…)
強きモノが弱きモノを虐げ
屠る《摂理で廻る∞仕組み-システム-》
嗚呼…根を伸ばせば水を奪い合い
葉を伸ばせば光を奪い合い
手を伸ばせば命さえも奪い合う
この暗闇が 私の生まれた《地⛩線-せかい-》
──結末より、時は昇る陽を遡る。
姫子の活躍にもより、途絶えていた参詣の足も多少は戻り始めた頃…。
とりあえずここまで。
犬彦からのパートは分けます
ところで「犬彦」って名前リヴァイアサン/終末を告げし獣の犬彦が頭をよぎって仕方ない。
リヴァイアサン復刻したんですよね、良い時代です。
漫画もCDもとても良いのでまだ読んでない、聴いてないって人はなんとか手に入れて欲しい。