ちなみに前作はやってません。
ポケモンとメガテン5までの間積んでるゼノブレイドとルート残ってるFE風花雪月辺りをやるべきだと頭は言ってたんですけど、心が別のゲームやりたいって言ったのでカリギュラ2買ってました。おかしいね。
後悔のない世界“リドゥ”
謎のバーチャドール・リグレット。
彼女の歌を聴いた人間は次々に別世界にとりこまれていく。
彼女が創った“リドゥ”は人々の後悔が創り出す仮想世界。
『あのとき、ああしていれば……』
誰もが密かに抱える人生をやり直したい想いを実現してくれる世界。
選ばなかった選択肢を選んでいた世界の自分――リドゥとは
そんなifの人生を体感できる、後悔のないぬるま湯の世界である。もう1人の歌姫と帰宅部
偽りの世界”リドゥ”の破壊を試みるもう1人のバーチャドール キィ。
彼女は現実に目覚めかけていた主人公をパートナーに選び、力を与える。
あるきっかけで現実の存在を知ってしまったメンバーを集め、現実に帰るべく『帰宅部』を結成。
世界の創造主を相手に、もっとも困難な帰宅が始まる。帰宅部の現実の姿
ただし、リドゥでの彼らの姿は、一度、現実から目を背け過去の後悔をやり直した『IF』の姿でしかない。
彼らがひた隠しにする現実の姿はプレイヤーのみ踏み込めるタブー。
踏み込む際には自己責任で、“後悔なき選択”を―。
https://www.cs.furyu.jp/caligula2/
主人公=自分目線でゲームが開始されるんですけど(過去の後悔をある程度選択出来る)、10代の思春期ならまだしもアラサーまでくると過去の選択への後悔ってのはもう過ぎ去ったものでしかないというか……。
いや、この先何が起こるか分からないから新たな後悔は出てくるだろうけども、今思いつく限りで人生に影響するような、やり直しができる世界で間違った選択とは違うことをしたいと思えるような「あの時ああしなければ」という後悔はもうし尽くしてしまった身としては、主人公もネームドにして本当の第三者目線で帰宅部が頑張る姿を見ていたかったな。
ちなみに1番視点が近いなと思ったのはささらさんだった。
このゲームの良いところ
- 音楽がいい
これは最初の敵ステージで流れるステージ曲・戦闘BGMなんですけど、戦闘システムが初めましてのこちらからするとちょっと特殊で慣れるまで手間取るんですが、その間もこの曲が後ろで流れてる。
シナリオを進めると最初のボスのマキナが何故リドゥ世界の構築に手を貸しているのかがわかり、マキナが作ったこの曲の意味もわかって一気に引き込まれる。
「Caligula2」ミュージックトレーラー マキナ(CHARACTER COMPOSER/kemu(堀江晶太)) - YouTube
いろんな楽士(ボスキャラ)がいるので自分の好みじゃないタイプの音楽もあるが、キャラクターの後悔とリンクする歌詞の歌なので気が付いたら「このタイプの曲普段だったら絶対聴かないだろうな」が「ええ曲やん……」になってる。
好きだ……となったのはこの2曲
「Caligula2」ミュージックトレーラー パンドラ(CHARACTER COMPOSER/Ayase) - YouTube
「Caligula2」ミュージックトレーラー クランケ(CHARACTER COMPOSER/Neru) - YouTube
- キャラクター
個性的な仲間と敵、そしてモブ
リドゥのNPC以外は全員現実にいる人間で、全員後悔を抱えている。
メインストーリーで敵、サブストーリーで仲間、サブクエストでモブの後悔を知ることができるんだが、あ〜確かにそれはやり直したいよね……と思えるものもあれば、は?そんなことで?!って思うものもある。
でも他人がどう思うかなんて関係ないんだよな。
自分がやった事の結果が受け入れられないから後悔してるわけだし。
ちなみに1番ダメージくらったモブの後悔はこれ
キッツ……未来の私かな?
仲間で推せると思ったのは小鳩くんとリュートでした。
後半にかけての成長がグッときましたね。
敵側だと#QPこと山田心々愛が……良かったですね……。
理由はともかく
後悔しつつも現実を一番ちゃんと見てる女だった。
- 戦闘システム
慣れるまではダルいが楽しさがわかると面白い。
攻撃スキル選択後数秒先の未来までが確認できるシステムで、この攻撃をすることで相手の攻撃を妨害できる、とか、この攻撃を選択しても相手のガードで弾かれるから別の行動をしないといけない、とか。
あとは仲間のスキルとコンボさせるために攻撃発動のタイミングを敢えて遅らせるとか。
最初の頃はいちいち攻撃タイミングをズラしたり確認したりが逆に戦闘の爽快感無くしてない?と思っていたが、キャラが育ってコンボの組み合わせとかが上手くいくと「ナイス〜!」と思わず声出すくらい気持ちよかった。
このゲームの微妙なところ
- ストーリー
ナンバリングタイトルとはいえ過去作のキャラクターをそんな重要なところに配置するのか……て感じだった。
過去作からのファンは最高だったかもしれんから感じ方の違いですね。
FFとかメガテン、ゼノブレイドみたいにナンバリングタイトルだけど過去作とは関係がないゲームばっかりやってたから、久々にお、おう……てなってしまった。
過去作キャラとの距離感はポケモンくらいがちょうどいい派です。
メインストーリー終わったら過去作のキャラクターが出てきて戦えたりちょっとした冒険ができたりね。
- システム周り
特に移動。
セーブポイントでマップ内スキップトラベルが出来るのは非常に助かるのだが、各ステージごとの移動に必ずキィトレインという電車を挟まなくてはいけないのがしんどい。
サブクエストが同じマップ内で完結するものなら良いが、わりとステージ1からステージ3のモブキャラの所に行って、成果報告をまたステージ1にいる依頼者にしに行く必要があったり、移動が多い割に優しくない。
あと、クエストクリア条件を満たしたらその場でクエストクリア、報酬獲得ではなく、わざわざ依頼者に成果報告に行くのめんどくせぇ〜てなった。
- グラフィック
Switch版だからか、3Dが雑魚すぎた。
ガビガビっていうかぼやぼや系。
PS4版なら多分普通に描画されたんだろうなぁ。
- 回復アイテム購入場所少なすぎじゃないの
駅前のコンビニと学校の学食とキィトレインのポイント交換しかない。
そこら辺に落ちてるデータ結晶壊して集めて回れって言うにしても限度あるだろ……。
あんなあちこちにコンビニあるのに使えねぇのかよって感じだった。
まあ所詮リグレットの作ったデータ世界だからそこまでちゃんと世界構築してませんよってことかもしれない。
あとは戦闘後全快システムだからいらないでしょってことかも。
モナークやりたいから結構ダッシュでクリアまで駆け抜けたけど楽しめた方だと思う。
難易度上げて最初からやるほどハマってはないけど面白いゲームでした。