おとなの事情 スマホをのぞいたらをみた

笑えるんだけど笑えない映画だった。

スマホの中は人の秘密でいっぱいなわけだけど浮気だ不倫だゲイのCOだで人生一発アウトばっかで流石に笑うしか無かった(いやほんと笑えない)
全然違うけどちょうど文通(と言ってもメールのやり取りだが)をしている相手に「所属するクラスタごとに態度をちょびっとだけ変えているから他クラスタの人間が別クラスタにズカズカ入ってくるととても困る。奴らには隠したい自分がないのか」ということを愚痴ったばかりだったので……。

今回浮気を疑った杏ちゃん(木南晴夏)が真相を知りたくて「スマホを出し合おう」と提案し、まあ仲間内不倫とか出会い系とかが暴露されたわけだけど、めちゃくちゃデリケートな部分に触れることもあるわけで(今回で言うと東山紀之役の人が実はゲイってとこ)。
結局劇内では東山が緩衝材になってこのグループで集まるのをやめたくない、みんなならきっと乗り越えられる!と前向きな感じで閉めたが、この話の本番て家に帰ってからの泥沼じゃねーの、と。
夫婦間は離婚するのか今回限りで許すとかが現実にはあるわけじゃん。
個人の東山はみんなにいずれCOするつもりだったけど怖くて出来なかったのが今回のことでスッキリできたから比較的ポジティブなだけで、一生隠して生きていこうと考える人たちもいるからしんどい作品だなぁと思った。

やっぱ人の秘密って無闇に暴いたらダメだし、秘密にする側もパートナーに内緒にするなら全力で隠さねばならんな。




と、対して隠すことない独り身が思うのであった。