推しが死んだ(水星の魔女)

ハッピーバースデートゥーユー
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ハッピーバースデー
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水星の魔女1話観てから「この子、推せる!!!」と思っていたエランくんが、死にました……。
まだ6話なんですけど……あ、あれ?6話でネームドキャラが死ぬのってまだだっけ、もうだっけ……わ、分からんくなってきた。

感情乏しい儚げ美少年くんが、主人公スレッタはきっと強化人士だ。
であれば、僕のこの気持ちもきっと共有できる、理解できる、仲良くなれる。

そんな感じでスレッタに近付いて、でもスレッタは普通の人間で、カラクリがあるのはヒトではなくエアリアルの方で。

ぐっちゃぐちゃになった情緒のまま戦って負けて、最後エアリアルから出たパーメット(だよね?)を受けてかつて自分を大切にしてくれた人の記憶が蘇り、僕は独りじゃなかった!エンドだと思ったら死んだ。
推しが、死んだ。

まだ推してから6話しか経ってない。


ていうか4号って何……
元の顔とか市民ナンバーの発行って何……
本物エランって何……


私が推してたエランくんは、エランくんじゃない……てコト!?


名も知らぬ、顔も知らぬ誰かを、整形した側の顔と、境遇から他を寄せつけない態度で推してた。これがルッキズムか(?)


せっかく「データストームに耐えられるのはあと1回の戦闘」だけだとしても、自分は「ヒト」とは違うと思っていた考え方が溶けて、スレッタやほかの決闘委員会の子たちと少しでも仲良くできる未来があったかもしれないのに、高圧の光?で消し炭にされたのなんなんですか。
かわいそう、かわいそうはかわいい、4号のエランくんはかわいい。


ていうか、6話は頭っからなんか不穏なんだよ。
スレッタの母親が「魔女が炙り出された」って、お前も魔女だろ!おま、おまえ!誰にそれ報告してんだ!ダブスタクソ親父か!!?そこ繋がってんのか!!最後にお互い裏切る感じのやつか!!!?
しかもなんなんですか、「エアリアルは勝つわ、私の可愛い娘ですもの」って。
スレッタは?
ていうか21年前の復讐ってどういうこと?年齢が合わないよ!と思っていたらエラン(4号)くんがパーメット浴びた時に、エアリアルのビットから子どもの声が聞こえたり、エラン(4号)くんが小さい子の幻覚をみたり、そもそもスレッタ自身が「今日はエアリアルの声がよく聞こえた」って。
エアリアルの声って小説で言ってた一人称ボクのAIに感情生まれましたみたいな設定じゃないの?

そもそもプロローグでエリクトって名前だったのに、なんでプロスペラの娘の名前はスレッタなの。

もしかしてなんだけど阿頼耶識システムみたいにエリクト使ってビットの操作とかデータストームの負荷肩代わりさせてる?
本当に頼むからアインのことを思い出させるようなことしないで欲しいんですけど……涙と震えが止まらないんだが……?


怖い。水星の魔女が怖い。
もうこの心を何とかできるのはグエルくんだけ…おもしれ〜男ムーブでみんなを救ってくれ。
グエルくん初見でみた時はイオクみてぇなやな奴!だったのに今もうおもしれ〜男だもんな、心の拠り所……絶対に死なないで欲しい。
……死なないよね?

エラン(オリジナル)くんは性格が生意気だしエラン(4号)くんに上手く出来たらご褒美をあげるって言うくらいペイル社の中でも立場があるんだろうけどせめて好きになった顔の男だからエラン(4号)くんみたいな悲しい死を迎えてくれるなよ、という優しい心と、エラン(4号)くんの悲しみを喰らえぇえええ!潰れて死ねぇえええ!!という鬼の心がせめぎ合ってエラン(オリジナル)くんへの思いがぐっちゃぐちゃになってる。
きっとエラン(1-4号)くんのデータストーム検査を逃れるために綺麗なカラダをもつエラン(オリジナル)くんが必要だから、彼はこれからも戦場に出ることはきっとないんだろうな、とは思う。
ペイル社の女社長たちはそれが会社のためでも「代替品はまだある」とかいう倫理ゴミ箱ポイポイ発言でもう早く処されてくれよ…としか思えなくなりました。

誰がこんな世界にした。
デリング総裁か……ダブスタクソ親父のことさっさと引きずり下ろしてミオリネとスレッタのラブコメ学園物語に方向転換しないかな。むり?ですよね〜。
だってこんな地獄絵図を止めたいからガンドアームを利用したMS開発を止めたのがデリング総裁だもんね…。総裁は間違ってない、間違ってないけど……。
でも魔女の復讐が終わればもう誰も死なずに済むよねなんて思ってしまうんだ。
絶対ありえない、もっとたくさんの人が死ぬと思うけど。

ただ、氷のプリンスとまで呼ばれるエラン(4号)くんが死ぬのならこれが一番、美しい死に方だな、とも思う。
現状学園の中で、グエルやエラン(4号)くん並のパイロットスキルを持った子なんてほとんどいないだろうから、決闘による戦いでパーメット流量過多によるデータストームでの死亡はおそらく無い。
日々の実験でのデータストームによる影響の蓄積→廃棄処分の流れだと思うから、「次の次はない」エラン(4号)くんからすると、スレッタとの戦いの後、その次で廃棄処分は確定だった。

人形のまま、エラン(オリジナル)くんやペイル社の駒として死ぬ運命が、スレッタとエアリアルに触れて、エラン(4号)くんじゃなくて、「名前も顔も知らないどこかの誰か」が最期に自分は独りぼっちじゃなかったんだとハッピーバースデーの歌を歌って処分される美しさ。
ある意味自我を取り戻した状態で死ぬなんてかわいそうが倍増えてるじゃねぇか!とも思うが、かわいそうはかわいいなので……。

今日は朝から帰って6話を観ることを楽しみにしてたんですけどまさかまさかこんなことになるなんて。
なんか視聴後すぐはエラン(4号)くんの死ぬ演出にぼんやりしてしまって、そのあとにじわじわペイル社への恨みが湧き上がり、ていうかプロスペラとデリング総裁よォ!とキレ散らかしたあと、スレッタとは、エアリアルとは……と震え上がっている。
何だこのアニメ、怖すぎ。
7話も楽しみだわちくしょー!