うっかり泣きそうだった。
オープニングから無理。
望む世界がスクリーンの向こう側にある。
ごくごく自然に、ポケモンが世界で生きていた。屋根に群がるピジョン、電灯の上に止まるワシボン、警官に帯同するガーディ、壁を這うエイパム、人に寄り添うタブンネ……。
ゲームの中でいろんな地方を一緒に旅した仲間が生きていた。
目ェかっぴらいて息が止まった。
行きたい、そっち側に行きたい。
ストーリーもコメディとシリアスがいい塩梅だったと思う。そんなに映画観ないから評論家みたいなわかりやすいこと言えないけど。
バリヤードの所とかポケモンの特徴を逆手にうまい具合に対応してて凄かった……。
人間ドラマパートはいるとお隣に座ってたお子さんは席たってぶらぶらつまんなそうにしていたけど、バトルシーンは食い入るように微動だにせず観ていた。
わかるよ。わかるわかる、自分もそうだった。
いい映画だと思う。ポケモン好きな人も昔ポケモンを遊んだ人も最近ポケモンの世界にやってきた人もみんな観るべきだよ。
ポケモンって子供向けじゃんって人に思われるかもしれないけどそんな奴は勝手に思っとけばいいんだよ、好きだから観るし好きだから勧めたい。
観てくれ!名探偵ピカチュウを!!