へえ〜これが最近話題のメリーバッドエンド映画かぁ。
オタクだからこういうの刺さる刺さる。
当人同士から見たらハッピーエンド・トゥルーエンドだけどその他大勢からしたらぶっちぎりのバッドエンド感、最高。
人間ごときじゃどうにも出来ないモノを相手にしているっていうのが「君の名は」より強く感じられて痺れた。
穂高が「ずっと雨でもいい、陽菜がいてくれるなら!」って言った瞬間脳内大喝采だった。
それそれそれ〜〜〜〜!!!!!世界のためにたった1人が死ねば救われる未来があるのに自分の思いだけでそんなもん吹き飛ばしちゃう傲慢さ〜〜〜〜〜!!!!!
クトゥルフ神話TRPGをしているとよくあるアレね、幼女が生贄になればうんたらかんたらね。
生贄にするか他の手段を考えるかってクソうぜぇ悩ませるアレね。
知らねぇんだよマジ。ちょっとついさっき知り合ったばかりの幼女がプレイヤーに懐いてこようが自分が助かるならそれで良いんだよなぁ。
小栗旬が「正直1人が犠牲になってみんな救われるならそれでいい」ってぽつりと言った時のその気持ちわかる〜〜〜〜〜!!!
まあ、それでも繋がりを持った相手をわざと見殺しにするのはとてもしんどいけどね。
だから小栗旬は泣くし本田翼は二輪をぶっ飛ばす。
そして私は泣きながら幼女の手足をノコギリで切り落とす。(私は自分が助かればいいという思いが強いので情報落としたり手が足りないならあっさりとNPCを殺す酷いプレイヤーです。どうぞ、よしなに。)
小栗旬、「大人になれよ、少年」って言ってたけど警察敵に回したりする振る舞いは大人になりきれていない感じある。奥さん亡くして子供の養育権も危ういなか父親としての経験値の足りなさなのかな。
本田翼は普通に子供だった。そこがいい。
穂高の味方が結局みんな子供だったから許された選択だったのかもしれない。
大人がいたら押さえつけられてどうにも出来ないまま世界は「正常」になり、子供たちは狂っていた。
どーせこの世界は最初から狂ってんだよ。って感じのセリフが一番良かった。つまり小栗旬がナンバーワンだ。
しかしコンクリートジャングル東京は怖いところだ……
大人は平気で子供をぶってるし警察(梶裕貴)はクソだめんどくせぇだ言いながら仕事してる。
梶くんがクソとかいうとちょっとドッキリしちゃう……エレンの言うクソと高井刑事のクソはクソに込められた「クソ」さが全く違ってクソ。さて私は何回クソと言ったでしょうか。
とはいえそう何度も見たいな!て映画ではなかった。
雨とか天気とか光とか君の名はみたいにキレイキレイだったけどストーリーがなんだろな、面白いんだけど、やっぱ「どこかで見たような」感が拭えないのはなんでだろうな……その分だけ多分私は幼女を殺して世界救ったり幼女を救って世界壊したりしてるんだろうな……。
一時期メリバエンドの物語にどハマり申し上げてたのもあるのかな。
メリバに初めて触れるなんて奇特な人滅多におらんやろうけど早々触れない世界にいる人はすごく新鮮な話だったのかもしれない。
フィクションはハッピーエンドとバッドエンドの2択ばかりではないのよ、みたいな。
いや、何言ってるのか自分でも分からなくなってきたな。もうやめよう、寝る。