ほの暗い水の底からをみた

めっちゃ悲しい映画やないの…。

ホラーっていうより悲しみのが勝るんだよな。

あとエレベーターについて一緒に観てたやつが詳しすぎてエレベーターについて語ったり、親権について私がちょっと詳しいので映画内で弁護士とかが話す前に私が説明するからエレベーターにも調停にも詳しくない友達が「プロがいすぎ」って笑ってたの面白かった。

ホラーナイトだつってホラー映画観てるのにかずらがホラー苦手でちょくちょくホラー映画に出てくる女は貧乳しかいないとか、島田が天井の水のシミを「ちんちんみたい!」とかいっておちょけるのは良くないと思いました。

しかし子どもを持っていかれるとかはチェンジリングだかで聞き馴染みあるけどママを持っていかれるのは初体験でしたね。

子どもの為にママ自ら水死した知らん子の母に成り代わるの悲しすぎでは?

ラスト15分10年後のイクちゃんが失った記憶を揺り動かされて廃墟となったアパートに戻り母と対面、10年経った今も母は水死した幽霊の子どもの母として成り代わり娘を守っていた…っていう描写は必要なかったかな…。

ちょっとあまりにもこどもの幽霊の意思強すぎ。成仏しろとまでは言わんけども、人の母親奪ってまだ縛り付けるのかぁっていう。

子ども自身この人が自分の本当の母親ではないことを知っていて、それでも「母」という存在に縋りついていたいけど、本心では「本当の母」じゃないと満足できないっていうその我儘さがな。

満足できないなら最初から連れていくなと思うけど子ども怪異ってそんなもんなのかね、と思いました。

 

いやでもめっちゃいい映画だった。