最後まで行くをみた

ん〜〜ピタゴラスイッチ
飲酒運転+母の危篤+ヤクザの裏金関与リークで精神状態ぐっちゃぐちゃの時に飛び出してきた人を轢き殺して慌ててトランクに詰めてしまったところから始まる逃走劇なんですけど、どしょっぱの時点で「ギャグでしょ」て感じ。
どう転んでも決まったゴールにシュートされてゲームセット出来るよう仕組んでる側と、目の前のことでいっぱいいっぱいになって、その中でもナイスアイディアじゃねーの!と思える行動を取ってる側じゃ、道筋作ってる方が勝ちますわな……。


岡田准一が終始振り回されてる感じなんですけど、1番の被害者は駿河太郎だな。
あれはあまりにも可哀想だった。警察役って真面目だと早死するんすか?

個人的最高ポイントは結婚式シーンの綾野剛でしたね……。
式の途中で「や、やらかした……やばい、でも式の途中だから感情爆発させるわけにもいかん……」みたいな冷や汗だらっだら状態のところから、足踏まれて「分かってんよな?」と脅されて縮こまってるところ。
自分のやらかしに気が着いた瞬間の綾野剛の表情、演技、最高すぎる。
あんなん頭真っ白になるで。
先週正義の在り方や法と人と監視社会のシステムについて滅茶苦茶落ち込んでたのに、クズとか悪人ばっかの映画観てちょっと元気出た。
あんな方法でピンチに陥るとは本人も周りも思ってなかっただろうなぁ。
組長の案だろうけどようやるわ、て感じ。


とにかく笑わせに来てるし、岡田准一が振り回されてるのがだんだん可哀想になって、そもそも自業自得なのになんか応援したくなってくるんだよな。
四つん這いになって綾野剛とじたばたしてるところなんか、なるほどこれが砂漠のトカゲ……と。
あとシン仮面ライダーだ……とも思いました。
岡田准一が強くないからすげぇドロドロの格闘してて面白かった。
でもやっぱクソかっこいいアクションやってるのが見たいから今後はもういいかな……とも思った。