君たちはどう生きるかをみた

無理やりまとめると、死んだ母のことが忘れられないのに父親は母の妹と再婚して子どもまで作って、納得できないけど無理やり飲み込まないとダメだよね、だけどお母さんとはまだ言いたくないよ…て感じの主人公眞人くんが不思議体験を経ておばさんをお母さんと納得できるようになった話。

冒頭の火事と東京の風景で火垂るの墓?てなったが、さっさと田舎に疎開して、そっから先は自然美しな絵が続く。
ナツコおばさんを探して裏山を探索するところなんかトトロを思い出しちゃったし、下の世界のちっちゃい白いの(わらわら)は可愛いタイプのコダマみたい。
知ってる作品が多いほど既視感あって好きな人は楽しいのかも。
個人的には今回は「説教系」か?と思ってたから思ってたんと違ったな〜という感じ。
似たようなのだとブレイブストーリーとか同じ感じかも。

下の世界うんたらは子どもの眞人にはよく分かんないし、善性って言われても学校行きたくなくて自傷でサボる程度には悪ガキだし(途中まで自分で傷付けて、殴ってきた田舎の子どもを指さして被害者ぶる悪童かと思ってたけどそんな展開にはならなかった)、て感じで下の世界は崩壊したの笑っちゃった。
良かったね鳥たち、世界は広いよ。
戦争中だから狩られて鶏肉にされるかもしれんけど…とかちょっと思っちゃったが。
インコとペリカンも食おうと思えば食えますよね……?

下の世界は色んな時間軸が混じり合うから、幼い頃実母が神隠しにあったことから、下の世界にいた時の実母と会うし、実母は上の世界に帰りたくなかっただろうけど、自分の息子がこんなにいい子なら、そんな子どもと会いたいと思ったから戻ろうってなったんかな。
継母は継母でストレス感じて下の世界に逃げてしまったんだろうし、大叔父さん意外と優しいね。
でも眞人に関しては初手の選択肢、下の世界の統治しかないの、そこまで血が薄まると情も無くなるんか?と思っちゃったり。

この映画見て一番のスッキリポイントは君たちはどう生きるかバードの変な位置にある目玉の理由がようやく分かったところ、かな。
すっきりした……なるほどだからかぁ〜!と嬉しくなりました。